
あるアルバムが「Sorpresas」で始まり「La Respuesta」で終わると、それは単なる楽曲の連なりではなく、54分21秒という時間が閉じた回路を形成するように、物語としての論理を提示していると言えるでしょう。それが、2017年11月24日にUMG RecordingsからリリースされたAsí como suenaが提起する問いです。17曲からなるこの作品において、Feidはコロンビアのレゲトンというジャンルの慣習を打ち破ろうとするのではなく、それを形式的な厳密さで整理し、それが彼の芸術的な特徴となっています。派手なサウンドではなく、構造的な一貫性が、本作の主要な魅力となっています。
「Sorpresas」から「La Respuesta」までの物語の展開
冒頭の曲と明確な終幕を選ぶことで、最初の謎(「Sorpresas」、1曲目)と最終的な解決(「La Respuesta」、17曲目)との間に、即座の緊張感が生まれます。この構成は単なる偶然ではなく、各中間曲がこの直線的な進行に貢献する必要があることを示唆しています。創造的な孤独と他者への開放というバランスが、アルバム全体の内部的なダイナミクスを定義しており、各外部からの声は、主役を奪うのではなく、物語における特定の段階を示すために登場します。
4つの外部からの声がリズムの軸となる
アルバムに収録されたコラボレーション楽曲は、決してランダムに配置されていません。4曲目(「911」、Nachoとのコラボ)、7曲目(「Mazucamba」、Reykonとのコラボ)、13曲目(「S.O.S.」、Jory Boyとのコラボ)、そして16曲目(「Que Raro」、J Balvinとのコラボ)に配置されています。この戦略的な配置は、ボーカルの過剰な使用を避けつつ、各楽曲に明確なコントラストを生み出しています。Nachoは確固たる存在感で楽曲をより直接的なスタイルに固定し、一方、Reykonは「Mazucamba」でボーカルの多様性を広げています。さらに、Jory Boyは13曲目「S.O.S.」に貢献し、最後の主要なゲストが登場する前に、異なる雰囲気をもたらしています。これらのコラボレーションがアルバムの終盤に配置されていることで、単なる商業的な追加としてではなく、楽曲全体の構成に必要な要素として機能しています。
J Balvinの「Que Raro」における重要な役割
J Balvinが16曲目「Que Raro」に参加していることは、このアルバム全体の構成における重要なポイントです。アルバムの終盤に配置されたこのコラボレーションは、単に有名なアーティストを起用しただけでなく、アルバム全体の締めくくりへと繋がる役割を果たしています。彼の参加は、これまでの楽曲が作り上げてきた統一感を損なうことなく、最後のエネルギーを高めています。このコラボレーションが、彼らの共同作品の中で比較的早い段階に位置していることは、「Que Raro」が単なる例外ではなく、長年にわたって発展してきた創造的な関係の一環であることを示しています。
形式的な厳密さが、芸術的な価値を保証する。
この17曲からなるアルバムにおいて、具体的な制作クレジットが確認できないため、音の独自性やミキシングの技術的な側面を分析の根拠とすることはできません。Así como suenaの強みは、その構造的な完成度にあると言えるでしょう。楽曲の長さ、収録曲の順番が連続した物語として構成されており、外部からの要素(ボーカルなど)の配置も緻密に考えられています。このアルバムは、音そのものではなく、構成によって革新性を追求しています。これは、Feidの今後の方向性を示唆しており、2019年にリリースされた次のスタジオアルバム19は、この形式的な安定期が、その後の進化の基礎を築いたことを証明しています。
結論:統一感こそが重要
Así como suenaは、音の意外性で聴衆を惹きつけようとするのではなく、全体的な一貫性によって魅力を高めています。54分強の長さの17曲は、時間的なまとまりを形成しており、それぞれの要素が物語の流れの中で明確な役割を果たしています。この形式的な厳密さこそが、Feidのディスコグラフィーにおけるこのアルバムの持続的な価値を構成していると言えるでしょう。技術的な革新性というよりも、むしろその点に注目すべきです。
概要
- リリース日: 2017年11月24日 - レーベル: UMG Recordings - 収録曲: 17曲 (54分21秒) - オープニング/エンディング: Sorpresas / La Respuesta - ゲスト: Nacho, Reykon, Jory Boy, J Balvin
🎬 アルバムのミュージックビデオ
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